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携帯用エンジン削岩機 / MM-78

特長

・電源、コンプレッサー等の設備不要
 ガソリン駆動の携帯用さく岩機であるため、一切の付属設備が
 不要です。

・特殊マグネシウム合金と特殊合金の採用により、
 軽量で頑丈!

 ・ダイヤフラム式キャブレターの採用により、
 回転の安定性が増し、掘進角度は360度自由自在!

 

仕様

型式 MM-78
外形寸法(mm) 596×260×240
質量(kg) 15
燃料タンク容量(ℓ) 1.1
燃料混合比 12(ガソリン):1(オイル),~15:1
気化器 フロートレスキノコ弁式ダイヤフラム型
掘削可能角度 360度
点火方式 フライホイールマグネト―
冷却方式 強制空冷式
始動方式 リコイルスターター
エンジン 総排気量:54cc+21cc=75cc
回転数:2800~3200rpm
コンプレッサー 方式:往復ピストン型
吐出量:21cc
ハンマーピストン寸法(L) 径×行程:φ65×8~10
打撃寸法:φ25
切粉の排出(ℓ/min) 方式:エアー
空気量:63
ドリルロッドの回転(rpm) 方式:スプラインリード溝
回転数:約200
ドリルロッドシャンク寸法(L) 19.05(3/4インチ)六角×83
ビットゲージ寸法 φ26
掘削速さ(cm/min) 18
燃料消費量(ℓ/h) 1.3
最大掘削深さ(m) 3
破砕機運転 ワンタッチ切り換え式

[ビット・ロッド種類]

ビット径 3/4カービット
φ26 標準付属
φ28、φ30、φ32、φ34、φ36 取付可能
3/4クロスビット
φ26、φ28、φ30、φ32、φ34、φ36 取付可能
ロッド長さ テーパーロッドH19S(シャンク3/4in六角×83)
500L 標準付属
600L、900L、1000L、1200L、1500L、1800L 製作可能

※ビット径及びロッド長さは営業員にお問合せください。

 

製品ムービー

使用方法

1.混合缶(1014-903)を使い、ガソリン12:オイル1の割合で混合油を作り、ガソリンタンクに入れてください。
燃料はガソリンとオイルの混合油を使用します。その場合は、次のような場合で混合して下さい。
・機械が新しく完全にナジミが完了していない間 12:1
・よく慣れて完全にナジミが終わった機械 15:1

2.エンジンの中やその他に小石や異物が混入していない事を確認するために一度ゆっくりスターターグリップを引いてください。

3.ドリルステーを上げ、作業に合わせた工具(ドリルロッド、モイルポイントなど)をフロントエンドに差し込んでください。
工具の中程には、つばがありますので、そのつばの所まで完全に挿入してください。

4.工具の装着が終わりましたらドリルステーを下に降ろしてください。

5.作業内容により切り換えレバーをセットしてください。
ドリルなど工具を回転させて使用する場合は”D”を▼印の所へ、ブレーカなど工具を回転させないで使用する場合は”B”を▼印の所へセットしてください。
もし▼印の下に正確にできない場合はフロントエンドに差し込んだ工具を手で静かに回しながらセットさせてください。

6.エンジンを始動してください。

(1)エンジン始動要領
ガソリンコックを開け、チョークレバーを引き、スロットルレバーをHの位置にし、数回スターターグリップを引きますと一瞬の間、エンジンがかかります。
次にチョークレバーを戻し、スターターグリップを引きますとエンジンが始動します。
スロットルレバーはHの位置が高速運転、Lの位置が低速運転をなっております。
始動は木板またはゴム板のような物の上で行ってください。

7.エンジン停止
ガソリンコックを閉めます。約10秒で停止します。

保守点検

安全に作業するために、定期的に行いましょう。

1.日常点検

・使用前の点検
本機をご使用になる前に必ず次の項目を点検し、異常がないことを確認して下さい。

点検項目 処置
各部ボルト・ナットのゆるみ ゆるんでいる時は増締め
スターターロープの傷、摩耗 ロープの摩耗(ささくれ)がひどい時や傷がある時はサービスセンターで交換
ドリルステーの傷、摩耗 表面に折損につながる傷、
工具装着時に工具が抜けてしまう時はサービスセンターで交換
工具の傷、亀裂 工具の表面に折損につながる傷、
亀裂がある時は交換

・使用後の点検

(1)毎日のお手入れ
作業が終わりましたら毎日エアークリーナーを次の順序で洗浄してください。

①クリーナーケースからクリーナーエレメントを取外してください。

②エレメントに付着した石粉やほこりをガソリン洗浄機で吹きとばしてください。 この時、エアガンで拭くと乾燥も短時間で済みます。
前方法が不可能な場合には、ガソリンの中でブラシまたは、ハケ洗いで石粉や、ほこりを落としてください。

<注意>
・手もみ洗いをすると、フェルトの組織が破壊されて腰が痛くなったり、収縮したりするのでやめてください。
・ガソリンとオイルの混合液の中で、洗いを行うと目詰まりを起こしますので、絶対にやめてください。
・洗浄は早めに行ってください。

③クリーナーケース、クリーナーエレメントを元の位置にセットしてください。

 

2.定期点検

・毎週のお手入れ
一週間毎にガソリンタンクの内部洗浄を行ってください。
約0.2ℓのガソリン(混合油は使わないでください)をガソリンタンクに注ぎ、内部の塵埃を除去するように、よくゆすった後、機械を逆様にして注入口より洗浄ガソリンを排出してください。

 

・分解手入れ

(1)毎日および毎週の手入れ以外に下記の箇所を定期的に点検清掃してください。

①シリンダー排気出口孔およびマフラー内のカーボンの付着

②スパークプラグ(B-6S)のカーボンの付着と焼損

③マグネト―内の塵埃の除去

(2)石粉や塵埃の吸入は、機械各部の摩耗を早めますから、日常の清掃は充分に行い機械の特徴を熟知して、お手入れしてください。

 

・長期保存

(1)燃料タンクおよび気化器の中の燃料を全部燃焼させてください。

(2)スパークプラグ穴より4サイクル用エンジンオイルを数滴注入し、スターターを軽く引き、エンジン内に充分オイルを塗布してからスパークプラグを付けて下さい。

(3)外観を清掃し、湿気のないところに保存してください。

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